2011/01/11

大人から子供たちへの「ギフト」





パートナーとオープンしたスタジオは


近い将来、大人だけでなく幼児教育の実践の場


として幼稚園の創出も目指しています。




今や世界中に定着した「幼稚園」ですが、その発祥は


1830年代のドイツにあります。


ドイツと言えば1919年にワイマールに設立された


美術と建築の総合教育の学校、バウハウス(Bauhaus)


が有名ですが、その約1世紀前に幼児教育の理想と構想が


幼稚園として具現化していました。


「幼稚園」を考案した人物の名前はフリードリヒ・フロイベル。


自然科学をこよなく愛した彼は、当時自然思想に影響を


受け新しい教育を模索し、スイス人教育家のペスタロッチに


出会い、幼児教育の重要性に目覚めました。


子供たちにアートやデザイン、数字、自然の美を理解させるべく、


いわば早期の理想教育を構想し、これを


「キンダー・ガーデン」ー 子供たちの庭と名付けます。


以後、彼の功績をたたえ世界の多くの国々で幼児教育のための


学校はKindergarten,Kindergardenと呼ばれています。


日本語の「幼稚園」はこれを翻訳したものです。


ただフロベルの思いとは裏腹に教育思想の民主性を危惧した


時の政府がキンダーガーデンを禁止。


以降、彼の実績は忘れ去られたと言います。


ちょうど、バウハウスもナチスドイツによってたった14年で


閉校しています。


とくに独裁政権や社会主義国家のもとでは自由な思想や言論、


民主的な思想や哲学の確立を恐れ、まっさきに芸術に矢が


向けられてきた歴史があります。


キンダー・ガーデンの教材の蒐集家である


ノーマン・ブロスターマン(彫刻家)のリサーチによると


クレーしかり、カンデンスキーしかり、モンドリアンも


フランク・ロイド・ライトもル・コルビジェもこの


フロイベル発案した教育を受けているといいます。


幼稚園での能力開発がのちの巨匠たちの誕生に


貢献した可能性はきわめて高いと思います。


もちろん、教育をうけた者のすべてが才能を開花する


わけではないですが。


それを個人の才能の開花とせず、皆で共有出来る


大切な財産であると思うのです。




フロイベルが開発した積み木、折り紙や寄せ木など、


20種に及ぶ独自の教材を考案、これらの教材は


「ギフト」とよばれ、教師たちが子供たちの指導に


あたったと言います





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